ハメ退治

 このお話は今から百年以上前のものです。
 昔、二名津に笹井予助という人がいたそうです。この予助さんが二十五歳の時、材木切りの仕事で三崎に行く時のことです。あたりを見回すと千匹ほどのハメがいたそうです。
しかし、笹井さんは見事にそのハメを退治しました。そして、いけどったハメを長いおひつの中へ入れて、持って帰ったそうです。
 そして、そのハメ退治のことが新聞にのって、全国まで伝わったそうです。そして、天皇陛下から盃をいただきました。
村の人にもほうびをもらって、わいわいとにぎやかにその夜は騒いだそうです。そして、末永く幸せに暮らしたそうです。

 話をしてくださった人・・・中井 フジエ(二名津地区 取材当時92歳)
 取材・・・・・・・・・・・・・・・平成3年度 4703

 編集責任・・・・・・・・・・・・平成10年度入学 5418