ホームスティ紀行1999
in America July.31〜August.14

 私は、この夏に行ったアメリカへのホームステイの体験をこのページにまとめてみました。英語の勉強のためにホームステイに行くことは、個人的に一年前から考えていましたが、どこへ行くかについては、最後までイギリスかアメリカか悩みました。その結果、私に向いているということでアメリカに行きました。アメリカの歴史は浅いので、文化や習慣よりも英語を学ぶのが中心になると出発前に考えていたのですが、帰国後はアメリカに惚れてしまい、今はアメリカに留学するのが私の夢です。2週間というとても短い間でしたが、アメリカで出会った人にとても感謝しています。以下が、アメリカに着いてからの私のホームステイ体験のレポートです。

ロス空港〜私のアメリカの家

 空港では、約二週間私たちの学校で先生をするジョーン・コックスと一緒に、私たちが住むことになるランカスターという市に車で向かいました。時差ボケでかなり眠くなりそのときのことはよく覚えていません。
 スタディーセンターに着くといよいよホストファミリーとの対面です。私は眠くてとても疲れていたけどめちゃくちゃどきどきしていました。マイホストファミリーはホストファザーダグとホストブラザースティワートがきていました。第一印象はおもしろそうな家族って感じでした。英語で一生懸命自分の睡眠時間だとかランカスターの印象だとかを伝えました。私がめちゃくちゃな発音と文法を言うとわかるまで聞いてくれて、すごくうれしかったことを覚えています。しかしホストマザー・エイミーが迎えにこないということで次第にダグが怒りだしました。1時間ぐらい待ってやっとエイミーがきました。そして車の中で夫婦喧嘩が始まりました。最初はめちゃびびったけど毎日していたのでなれました。
 家につくとまずその地域の広さに驚きました。そして家に案内されたときその広さと美しさにうれしくなりました。その中でも一番うれしかったことが家にプールがあったこと。それもちゃちいのではなく深いところもあるし、ちゃんと泳げるプールでした。あまりにもうれしくなってホストファミリーがみている前で一人でプールの周りを走っていました。今思うとめちゃめちゃ恥ずかしい。
 一番逢いたかったモニカとは2日後に逢えるということでちょい寂しかったときモニカがこれから私が使う部屋に手紙をはってくれたこともめちゃうれしかったです。


学校に行こう!

 私は週4日間スタディーセンターへ行って日本の生徒と一緒に勉強していました。(これも夏期講習!?)その学習内容は、ドルの種類、アメリカと日本との比較(家、生活習慣など)、アメリカの家族、アメリカのことわざ(?)などでした。一日3時間の勉強はちょっと眠いときもあったし『Don't speak japanese』だったので疲れました。しかし、生の英語だけで授業することは英語力がめちゃめちゃアップしそうでうれしかったです。(実際はどうでしょう?)午前9時から12時までの授業の後は課外授業で毎日違うスケジュールでした。プールやNASAに行ったりバスケットをしたりと、午後からは楽しい授業でした。授業がないフィールドトリップの日は、ロサンジェルス市内観光をしたりL.Aディズニーランドに行きました。めちゃめちゃ楽しかった!

ウィークエンド

 週末はほとんどの人がホストファミリーと一緒に過ごしました。私もホストファミリーと映画に行ったり、ユニバーサルスタジオに行ったりしました。映画館では、日本でも公開された「DEEP BLUE SEA」(日本では「ディープ ブルー」)(見たときは日本よりも先だったけどね)と、アニメ「ジャイアン」(←つづりがわかんない)でした。[DEEP BLUE SEA」はダグが「怖くなかった、バッドムービー」とブーウィング、「ジャイアン」はモニカが感動して泣いていました。さすがアメリカンだと思いました。 私は、「DEEP BLUE SEA」は怖くて海に生きたくないと思い「ジャイアン」では、フツーに感動しました。(家では平日にビデオで[ZORO]を見ました。眠くなりながらも11時半ぐらいまで。アメリカでは結局3つの映画を見たことになります。もちろん全部英語。)
 ユニバーサルスタジオではテレビで見たことのある有名なアトラクションに乗ったりできてとても楽しかったです。エイミーの友達の中国人マンディーと彼女のお母さんとも一緒に行きました。マンディーは中国語も英語もちょっとだけ日本語もしゃべれました。彼女のお母さんは中国語だけでした。マンディーは木村拓哉と大黒摩季が好きだそです。(彼女は17歳)私は映画が好きだけど昔の映画はあまり見たことがないので「E・T」とかはあまりよく分からなかったけど、遊園地+映画って感じでめちゃめちゃHAPPYでした。

 

9人の仲間

 私がアメリカでのホームスティでこの9人のなかまの出会いに大きく感謝しています。9人の仲間というのは、添乗員みたいな先生と、私と同じようにホームスティをする日本人(もちろんみんな中高生)のこと。空港から学校から何でもほとんどはずっと一緒にいました。学校の友達って感じですね。出発空港が福岡だけにあって私ともう一人(この学校の人)以外はみんな九州の人でした。ホントみんないい人ばかりでめちゃめちゃ気があって、今でも文通が続いています。(返事を出すまでの期間がかなりルーズな人もいますが)

ロサンジェルス市内観光・L.Aディズニーランド

 やっぱ一番楽しかったところはディズニーランドかなー。でもディズニーって言うと乗り物に乗るって言うイメージが強いけど、実際はたくさん人が並んでいて乗り物には乗りにくいのでショッピングに励むことにしました。帰る日の3日前だというのにほとんどお土産を買っていなくてこの日に50ドルぐらいは使いました。ショッピングも終わって荷物をコインロッカーにしまって、一緒にいた友達二人で少し乗り物にも乗りました。そのときはもう暗くなっていて、夜に絶叫マシーンに乗ることは初めてでした。まぁ楽しかったです。でも、それ以上に楽しかったのはLIVEです。ディズニーの野外LIVE会場みたいな小さなステージで、70年代を意識したアフロがボーカルのバンドでした。曲はたぶん全部カバーで(だと思う)、日本人でも知っている「ヤングマン」や「livi la vida roca」などを歌っていました。アメリカ人の若者が踊る踊る歌う歌うで、初めは圧倒されました。その中にいた日本人のダンスはかなりへたくそでかっこわるくて浮いていました。ホントみんなが本能で踊りまっくていてプロ級でした。そしてみんな楽しそうでした。これがアメリカかーーーて感じでした。
 若者はナンパしまくりされまくりで、私にもしてくれないかなーっと思っていると、帰る時の若者3人に「Hey!」と声をかけられましたが、なぜか無視しました。今思うと無視しなきゃよかったーと後悔しています。この日は朝帰りでした。
 ロス市内観光は有名な観光地に行ったり、ビーチで泳いだりしました。とても楽しかったです。ハリウッドやビバリーヒルズはとてもきれいだったし、チャイナタウンは人に酔いました。ビーチでは波が高くてびっくりしながらも、泳いだというよりか浮いて喜んでいました。この日は夜の10時ぐらいに帰りました。

ウェルカムパーティーとサヨナラパーティー

 名前のとおりのパーティーで私たちの訪問をホストファミリーや友達のホストファミリーと一緒にパーティしていました。卵を投げるゲーム(私はこれで卵を体で受け洋服や紙が卵パックでべとべとになりました)をやりだしたときはさすがアメリカンって感じでした。サヨナラパーティーは自分たちで企画をしました。牛タンゲームやったり歌を歌ったりしました。お別れ会だけにあって、みんな感動の嵐でした。

まとめ

 アメリカに行って、私はアメリカのことだけでなく日本のことも考えるようになりました。それは、自分の母国と違う国へ行って、初めて分かることだと思います。例えば、外国で日本人を見るとすごく客観的な見方が出来たので、日本人の若者はすごくおしゃれだと言うことが分かりました。それに現地では「日本ではどう?」と聞かれたり、アメリカと日本の違いに気づいたときに必然的に日本の良いところや悪いことが分かりました。
 ホントアメリカに行けてよかったと思います。そしてホームスティに賛成・応援してくれた家族や周りの人たち、アメリカで共に過ごしたホストファミリーやジョーン先生、9人の仲間にはホント感謝しています。
著作 文責  平成11年度卒業 5308